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災害時、 電話 がつながらない時の連絡方法は?


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東日本大震災が起こってから今年で10年になります。

しかし日常生活が便利になっていることにより、

震災のことを忘れてしまいがちになっている人も多いのではないでしょうか?

 

ですが、最近、日本各地で地震が頻繁に起こっています。

いつ災害が起こるかわかりません。

 

そこで今回は震災の記憶を風化させないためにも、

突然の災害時にも必要になる

災害時の安否確認についてまとめてみました。

 

最近ではスマートフォン1台で人と人とがつながれることが当たり前になっていますが、

「自分は被災地にいる」ということを想定して今一度考えてみて下さい。

 

災害時のため公衆電話の場所を知っておこう

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そして、携帯電話がつながらない時の強い味方となるのが公衆電話です。

 

ですが使用頻度の低い現在は撤去されていることが多く、

「あそこにはあったような」と記憶が曖昧な人も多いのではないでしょうか?

 

実は私も最近引っ越しをしたのですが、

自分の家の近辺で公衆電話をまだ一度も見たことがありません。

 

ネットの検索エンジンで「公衆電話 設置場所」で探すと、

NTTの公衆電話設置場所ページがトップに表示されます。

この機会に調べて確認しておくと安心ですね。

 

お子様がいらっしゃる家庭では、子供と一緒に公衆電話の場所の確認をすることも、

必要かと思います。

 

公衆電話って使ったことがない子供もいるので、使い方も教えておくといいですね。

アナログな伝え方を見直そう

とはいえ、東日本大震災では公衆電話の周囲にも行列ができ、

なかなか家族に電話をすることができなかった人もいたようです。

 

そのため、電話以外の情報ツールも知っておくことが大切です。

 

たとえば10年前の震災の場合、

避難所には安否を知らせるメッセージが書かれた掲示板があり、

そこにメッセージを残す被災者の方もおられたようです。

 

また宮城県の地元紙・石巻日日新聞では、

停電によって社屋の機能が全て停止している中、

模造紙で記者たち自らが確認した情報を壁新聞として張り出していたそうです。

 

スマホが普及をしている最近は、

メッセージを残すならLINE、情報を知るにはTwitterと、

私たちは活字の利用を面倒くさく感じているのが現状かもしれません。

 

しかし、活字の読み書きは回線がつながりにくくなっても行える有力な手段です。

冷静な気持ちで災害時に文字のことが思い出せるように、

新聞を読んだり手紙を書いたりと、

普段の生活の中に文字を取り入れておくことも必要ですね。

 

災害時に電話がつながらないのはなぜ?

東日本大震災では電話がつながりにくくなるという事態がありました。

なぜかというと、災害時は人々が一斉に安否確認を行っているために、

回線が込み合ってしまうからです。

 

そのため、10年前は通常の50~60倍の通信需要が発生しました。

ところが安否確認も大切ですが、通信事業者としては警察や消防などを優先するため、

一般回線の通信を規制しなければなりません。

 

その結果、10年前の震災では最大95%の回線が規制されたため、

電話がつながりにくくなったようです。

ですから災害の情報を目にした際には、自分は被災をしていなくて

「自分には関係ない」と思って悠々と過ごしていてはなりません。

 

たとえ自分は被災地にいなかったとしても、

「今何してる?」、「今日の昼ごはんは●●だったよ」などといった

不要不急の電話は控えるように心がけましょう。

 

ただでさえ回線が込み合っている状況ですので、

通常通りの生活を送ることができている私たちが、

回線をふさいでしまわないように気を付けることが、何よりの思いやりですね。

 

まとめ

私の友人も震災で携帯電話がつながらず、家族と連絡が取れなかった経験をしたため、

「今ではLINEができることが本当にありがたく感じる」と言っていました。

 

携帯電話などがつながらなかったときにも、

LINEなどは、比較的連絡が取りやすいんですよね。

 

アナログなやり方を推奨する人をばかにしたり、

自分の暇をしのぐためだけに通信機関を利用したりと、

便利な生活に慣れすぎると心無い発言や行動も増えているかもしれません。

 

今一度自分を見つめなおし、

家族や友達と自由に連絡ができることは当たり前ではなく、

ありがたいことなのだと覚えておきましょう。

そして、「世界の中心は自分」と思って我が物顔に生きていくのではなく、

助け合いと思いやりの気持ちをもって毎日を過ごすことが大切ですね。